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お知らせ
(公財)両備文化振興財団
夢二郷土美術館 館長 小嶋光信
黒猫は江戸時代から魔除け・厄除けの福猫と言われ、その中でも黒い肉球を持った黒猫は幸せを呼ぶと言われています。
当館開館50周年の昨年2016年、それも9月1日の夢二の命日から数日前のある朝、館員が美術館に出勤途中で車にひかれそうになっていた仔猫を保護したのが黒猫で、そのまま美術館の中庭に住みつきました。
夢二の生誕日9月16日に初めて見たところ、ひと目で竹久夢二が描いた赤いリボンをした黒猫にソックリだと思い…
夢二郷土美術館館長
小嶋光信
竹久夢二学会の2016年度の総会と2017年度の活動方針を決める理事会が拓殖大学の文京キャンパス「後藤新平・新渡戸稲造記念講堂」で開かれました。
今回、初めて拓殖大学を訪問し、新渡戸稲造さんが学監をしておられて、後藤新平さんがその後の学長だったということを知りました。素晴らしい指導者に恵まれた大学で、風格のある学舎での学会の開催に、しっかりと学会運営をし、多彩な夢二芸術の研究推進とその研究成果を広く知っていただいて、夢二芸術の伝道を続けていこうという…
夢二郷土美術館館長
小嶋光信
何とも不思議な話ですが、この9月、夢二郷土美術館に黒猫の仔猫が住みついたんです。
館員の一人が、雨の日に出勤していると、新鶴見橋の西詰手前にある三叉路の交差点の真ん中で、轢かれそうになっていた仔猫を見つけました。そこで咄嗟に保護し、夢二郷土美術館に連れて来たのです。その仔猫が中庭に住みついた黒猫です。
小嶋館長代理から、可愛い黒猫の仔猫が美術館にいると連絡があり、早速、会いに行きました。初めて会った時、仔猫はまだ人見知りをして、ウロウロしていまし…
夢二郷土美術館 館長
小嶋光信
夢二郷土美術館の開館50周年を記念して、夢二の幻の油彩画と言われた『西海岸の裸婦』を公開できることは、アラン宮武さんの「夢二の画の里帰り」をさせたいというご好意のお蔭で、本当に感謝にたえません。
一昨年の生誕130年に続く今年の美術館開館50周年の記念に、是非、新たな夢二の一面を感じられる作品を公開したいと必死に探していました。ところが、それにふさわしい作品も出てこないので、もう無理かと半分諦めていたところに突如現れた朗報でした。
1931年、…
夢二郷土美術館 館長
小嶋光信
初めての「夢二のふるさとフォトコンテスト」は、スマホの写真でもオーケーでメール添付でプリントの必要がないという気楽な感じで応募していただこうという企画でした。
果たして多くの応募をしてくださるかみんなハラハラドキドキでしたが、小学生からセミプロの腕前の方まで220点もの本当に多彩な写真の応募がありました。
夢二が愛した郷土岡山をいろいろな観点から捉えた写真は、本当に甲乙つけがたい作品ばかりでした。審査を担当したのは写真の研究者である岡山県立大学…
夢二郷土美術館 館長
小嶋光信
一昨年の夢二生誕130年を機に、夢二の生家がある邑久町本庄地区のお母さん方が「夢二ふるさとおもてなし隊」を結成してくれました。夢二関連の行事が地域の催しとして行なわれるようになり、瀬戸内市の行政や市民の皆さんも応援してくれ、輪が広がってきました。
この4月24日(日)には、「夢二ふるさとこども祭り」を夢二郷土美術館創設50周年記念として開催しました。
このお祭りは、夢二生家の敷地を開放して開催しましたが、太鼓を打ってくれる保育園の園児たちをは…
夢二郷土美術館 館長
小嶋光信
竹久夢二学会がふる里の岡山で3月21日に開催されることになり、きっと、一番喜んでいるのは天国の竹久夢二さんではないかと思っています。
この学会は、夢二生誕130年の際、髙島屋での夢二展覧会を企画して下さった帝京大学の岡部昌幸先生の提唱で、ふる里・岡山から岡山大学の鐸木道剛先生と夢二郷土美術館などが中心になって2014年9月27日にスタートしました。
個人の名を冠した学会は珍しいですが、その背景には夢二の多彩性があると思います。
夢二は詩人…
夢二郷土美術館 館長
小嶋光信
通称「モントレーのヌード」と呼ばれている、油彩画があることは以前から知っていました。夢二が晩年に渡米した際に描かれた「幻」の名画です。昨年、夢二生誕130年の取り組みの一環として夢二郷土美術館で立ち上げたフェイスブックに、アラン・ミヤタケさんというロサンゼルス在住の写真家から、この作品を所有しているとの一報が入りました。
早速、小嶋ひろみ館長代理が調べてみると、その方は、夢二が滞米中にお世話になった宮武東洋さんのお孫さんだと分かりました。
宮武…
竹久夢二学会顧問
夢二郷土美術館 館長
小嶋光信
竹久夢二生誕130年を記念して、昨年、京都・岡山・日本橋・横浜の高島屋4会場で「竹久夢二展~ベル・エポックを生きた夢二とロートレック」を開催したが、その企画でお世話になった帝京大学の岡部昌幸先生が、竹久夢二学会を創ろう!と提唱され、地元である岡山大学の鐸木道剛先生も加わってくださり、昨年9月27日に当学会は発足した。そしてその事務局のお手伝いを夢二郷土美術館がすることになった。
昨年は、群馬にある竹久夢二伊香保記念館を訪ねる伊香保研修会を…
夢二郷土美術館 館長
小嶋光信
夢二は、岡山が生んだ詩人であり、画家であるが、同時に日本の商業デザインというジャンルの先駆けでもあるマルチアーティストと言える。
現代の日本を代表するデザイナーは、日本初のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」で有名な、夢二を尊敬する岡山出身の水戸岡鋭治氏と言えるだろう。水戸岡氏は、昨年2014年の竹久夢二生誕130年のために記念ロゴマークを制作、また岡山市内を走る路面電車の「KURO×夢二」電車や東京・ニッコー観光バスの「走るミニ・ミュージアム夢…