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お知らせ
2012年に全国でも珍しい「こども学芸員」制度が夢二郷土美術館で始まって、早や12回目です。今年は、継続メンバー11名に加え新たに8名が加わって総勢19名となり、賑やかな任命式となりました。
こども学芸員制度ができて一番びっくりしたことは、こども学芸員の皆さんの夢二作品の評が素晴らしく心豊かでユニークなことです。
夢二芸術の礎には、誕生してから少年時代を広々とした岡山県邑久郡(現・瀬戸内市邑久町)の千町平野で過ごし、お祭りや農村歌舞伎など楽しい郷土文芸に触れ、とても楽しい幼少期を過ご…
夢二郷土美術館
館長 小嶋光信
まさに夢二の絵から飛び出てきたような黑の助が当館のお庭番に就任してはや7周年、トントン拍子にお庭番頭に昇進して1周年ということで、何となく黑の助も風格が出てきました。
お手もお座りもボール取りも直ぐに覚えた賢い黑の助と共に、2月22日の猫の日を記念して猫でいっぱいの美術館をお楽しみいただける企画展を3月31日まで開催します。
今まで撮り溜めた秘蔵の黑の助の可愛い写真の展示や、水戸岡鋭治さんの「夢二のねこ」をモチーフにデザインしたパネル展に加えて…
第12回になった「こども夢二新聞」の授賞式が一点の雲もない秋晴れの中、夢二郷土美術館で行われました。
ご家族の皆さん共々華やかで賑やかな授賞式となりました。
何も甲乙つけがたく、工夫された新聞が多くなって審査も大変なほどでした。
館長賞、作品は、夢二さんのスーパーぶりを特集した記事になっていて、大正ロマンや「夢二式美人」で有名なだけでなく、詩人であり、画家でありデザイナーであり、イラストレーターであることを分かりやすくクイズ形式でまとめていました。
そうなんです。夢二さんは詩…
夢二郷土美術館
館長 小嶋光信
夢二の生誕日には毎年お祝いの催しを当館で開催していますが、今年もコロナ禍でオミクロン株や派生種のウイルスで日本が世界最悪の感染者数になり、再び行動制限になってひょっとして開催できない等のアクシデントがあるかもしれない…と、小嶋ひろみ館長代理が考えたのでしょう、私に講演の依頼が来ました。
わたしの夢二
門前の小僧ではないですが、父と骨董屋さんとのやり取りから本物と偽物の見分け方や、鑑定の表と裏、古美術の世界は何と偽物の多いものか…など沢山…
コロナ禍で活動がなかなか思うようにいかなかった竹久夢二学会の2022年度の総会と講演会が岡山市の杜の街グレース・オフィススクエア会議室で9月4日開催されました。
竹久夢二学会は夢二生誕130年記念の高島屋各店での展覧会を企画いただいた帝京大学教授の岡部昌幸さんの提唱で、当時岡山大学教授の鐸木道剛さんの協力もあり2014年9月に発足し、2016年より高階秀爾先生に会長を引き受けていただきました。
個人の名前を冠した学会は日本では珍しく、夢二研究は詩あり、絵画あり、デザインあり、工芸あり…
2011年に初めて子どもたちを対象として「こども夢二新聞」を募集した際、子どもならではの素晴らしい視点と感性での新聞ができたことから「こども学芸員」が誕生し、今回で第11期生の任命となりました。これにより、新・こども学芸員7名と継続のこども学芸員8名の合計15名となり、子どもたちの新たな試みが今から楽しみです。
夢二は豊かな邑久の千町平野で優しいお母さんとお姉さん達に可愛がられて、村の祭りやお芝居等に心躍らせる幸せな少年時代を過ごしました。
特にお母さんやお姉さんへの思慕の念が強く、…
夢二郷土美術館
館長 小嶋光信
昨年12月に、夢二郷土美術館のお庭番「黒の助」が就任5周年を迎え、猫イヤーでは一年が人間の5年分なので、いわば25周年記念ともいうべき永年の活躍を祝って「お庭番頭(おにわばんがしら)」に昇格させることにしました。
「番頭」という役職が本当にあるのかと気になった小嶋ひろみ館長代理が夢二ファンの歴史学者磯田道史さんに相談したところ、歴史的には色々別にあるようですが「まあ良いのでは・・・」ということになり昨年12月に発令をしました。
後日、磯田さんか…
夢二郷土美術館
館長 小嶋光信
コロナ禍に加えて一人の侵略者によって引き起こされたロシアのウクライナ侵攻と、世界規模での心が痛む問題が山積の昨今ですが、水戸岡さんが挨拶で言われていたように「アートこそが平和の象徴」であり、アートが少しでもお役に立って、平和な時代に戻ることを心から祈っています。
大変な最中ですが、岡山県ではデスティネーションキャンペーンや3年に一度の瀬戸内国際芸術祭の開催年です。それらに呼応して、大いにアートを味わっていただこうと2021年9月から企画していた夢二タ…
夢二郷土美術館
館長 小嶋光信
1.美術館のアイドル「お庭番黒の助」が就任5周年で見事番頭に昇格!
2016年9月に就実高校そばの三差路の交差点で、右折する車のタイヤにしがみついている子猫を出勤途中の館員が発見してとっさに確保し、子猫ですから置いていくわけにもいかず美術館の中庭に暫く置いていたら、居心地が良かったのか棲みついてしまいました。
美術館に猫を置いておくわけにもいかないからと小嶋ひろみ館長代理から一度猫を見て欲しいというので会いに行きました。
見事な黒猫の子猫…
10月9日の秋晴れの日に第11回「こども夢二新聞」の表彰式を行い、16人の皆さんが受賞されました。
夢二郷土美術館は夢二生誕100年の記念事業として、両備グループの母なる事業である西大寺鐵道の後楽園駅跡にそれまで西大寺バスターミナルの2階にあった美術館を新築・移転し、昭和59(1984)年3月に開館しました。
夢二のコレクターであり初代館長の松田基さんがその美術館の命名にあたって「夢二郷土美術館」と「郷土」の2文字を入れて、私にこの名前でどうかと尋ねられた際、「名前が長い…