会期 2018年12月18日(火)~2019年3月17日(日)
夢二郷土美術館の創設者で初代館長を務めた松田基(もとい)の蒐集(しゅうしゅう)した作品より夢二作品の名品とあわせて「祈り」をテーマに夢二以外のコレクション作品を特別公開し、村上華岳・棟方志功などの作品を展示いたします。
松田の信条は、「実業家として文化貢献こそが使命である」というものでした。昭和26(1951)年に岡山出身である竹久夢二(1884-1934)の作品に出会い、同郷の夢二作品の里帰りを念じて蒐集を始め、夢二の故郷に美術館を創設しました。本展では松田基が夢二作品の蒐集を始めるきっかけとなったコレクション第1号や代表作に加え、「祈り」をテーマにした作品もご紹介します。夢二の作品の中にも祈りに通じるモチーフを取り扱ったものが少なくありません。日本と西洋の文化が入り混じった時代に生きた夢二が描く、多様な祈りの姿もご覧ください。
また特別展示では相次ぐ災害で被災された皆様に心を寄せ「祈り」をテーマに仏画や書を特別公開いたします。
同時に7期目となる11名の「こども学芸員」が選んだ夢二作品を、こどもたちの瑞々しい感性と鋭い視点から書かれた手書きの解説とともにお楽しみください。
冬の特別展示として、夢二最大の肉筆作品の屏風《一力》《こたつ》、初代館長松田基が自著の表紙にも選んだ《早春》を特別に公開いたします。
また京都府八幡に夢二が残した《花卉(かき)扇面》(個人蔵)を岡山で初公開いたします。
冬の特別展示
竹久夢二の代表作から《一力》《こたつ》《早春》を特別展示いたします。
創設記念日オリジナル絵はがきプレゼント
12月20日(木)は当館の創設記念日です。本館、夢二生家・少年山荘(分館)にて、各館先着30名様にオリジナル夢二絵はがきをプレゼントいたします。本館には黑の助も出勤し、みなさまをお出迎えします!
学芸員によるギャラリートーク
本企画展担当学芸員がお話しします。申込不要です、どなたでもご参加ください。
2018年12月23日(日)14:00~14:20
参加費:無料(※要入館料)※ゆめびぃ会員は無料です。
夢二郷土美術館のお正月
2019年1月2日(水)9:00から新年開館。お年玉プレゼントやショップにて福袋、カフェではお抹茶などをご用意してお待ちしております。
【9:00から先着】お年玉として夢二オリジナルカレンダープレゼント(本館先着20組様、分館先着10組様)
【福袋】「オリジナルグッズ福袋」(2,000円(税別)~)と「選べる夢二木版画福袋」(5,000円(税別)~)の限定販売がございます。詳しくは2019年「夢二の福袋」のご案内をご覧ください。