会期 2021年3月9日(火)~2021年6月6日(日)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、ゴールデンウィーク中4月27日(火)~5月9日(日)は休まず開館
入館料 大人800円、中高大学生400円、小学生300円
明治17年に岡山に生まれた詩人画家・竹久夢二(1884-1934)。近代文化の一大変革期であった明治、大正を駆け抜けた彼の作品の数々は移り行く時代とともにあったといえます。文明開化で異国の文化がもたらされ、都市部を中心に人々の生活スタイルが大きく変化した時代、夢二は18歳で文化の発信地東京へと飛び出し、絵画や演劇、詩歌などの新しい流行を目の当たりにします。そして夢二は詩を絵で描いたことで自らの表現方法を確立させ成功を収めてゆきます。友人で画家、文筆家の有島生馬は夢二の没後、画業を振り返って次のように著しました。「センティメンタルな時代の感情や、風俗を夢二位よく後世に伝へ得る画人が他にあるであらうか。」
夢二が時代の変化を吸収し、自らの美的感覚で独自の表現に昇華させた美人画や夢二デザインの世界は、雑誌や木版画、楽譜の表紙など多方面で多くの人が触れる身近な芸術となりました。そして令和の今日でも大正ロマンを代表するマルチアーティストとして広く愛されるとともに、現代のデザインや作品にも影響を与えています。
本展では肉筆作品やデザイン、版画などの他、当時の流行を発信した雑誌「婦人グラフ」で夢二が担当した全表紙を一挙公開し、時代をとらえた表現にせまります。大正時代が注目される今、大正ロマンを体現していたともいえる夢二作品の数々をご覧ください。
学芸員によるギャラリートーク
企画展担当学芸員による作品解説です。申込不要。
日時:2021年3月14日(日)14:00~14:20
参加費:無料(※要入館料、ゆめびぃ会員は無料です。)
夜の特別鑑賞会「宵の夢二 解説つきプレミアムツアー
学芸員の解説とともに貸切で鑑賞を楽しむことができる、オリジナルミュージアムグッズのお土産付きツアーです。お庭番くろねこ「黑の助」の写真撮影もできます。
日時:2021年5月2日(日)17:00~18:00
定員:最少催行人数5名(要予約)
参加費:一般1300円、中高大学生900円、小学生800円
お申込み先:下記お問い合わせ先まで
夢二デザインで作る“大正ロマン”御朱印帳
夢二デザインの柄を使った木版画や布などで、大正ロマンを感じることのできる自分だけの御朱印帳を作りましょう。
日時:2021年4月24日(土)10:30~11:30
講師:学芸員
対 象:小学生以上
定 員:8名(申込受付順)
参 加 費: 2500円(材料費込、入館料込)
お申込み先:下記お問い合わせ先まで
毎月16日はオリジナル夢二絵はがきプレゼント
2021年は1月から12月までの期間、夢二の生誕日である9月16日にちなみ、毎月16日に本館・別館にご来館いただいたお客様全員にオリジナル夢二絵はがきをプレゼント。夢二生誕135年竹久夢二展の事業の一環です。
〈お問い合せ先〉
夢二郷土美術館 本館 〒703-8256 岡山市中区浜2-1-32
TEL:086-271-1000
Fax:086-271-1730
E-Mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp
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