会期 2020年3月10日(火)~6月14日(日)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、4月28日(火)~5月10日(日)は休まず開館
入館料 大人800円、中高大学生400円、小学生300円
線は魂の完全なる象徴となることにより、内的衝動を明かに表現し、ここに画面が生れる
-竹久夢二-
岡山出身の詩人画家・竹久夢二(1884-1934)は、独学で表現の道へ進み、画家、デザイナー、詩人など総合芸術家として活躍しました。創作の源になったのは身近な人々や風景で、いつもスケッチブックを携え、その数は400冊以上にもなります。その線描(せんびょう)は詩人・夢二の「心の詩」ともいえる表現で瞬間の美しさを切りとっています。
本展では初公開となる10点を含めた多数のスケッチなど、夢二式美人創成期の若さあふれる表現から円熟期にいたってもなお新しい表現を追求した気迫のこもった描線まで、夢二の“線”に注目してご覧いただきます。構図の試行錯誤の窺(うかが)える下絵を13年振りに公開する《桜下五美人》、自由闊達な線に夢二の感性を感じさせる《青い酒》など、抒情的な筆の跡に注目し、彼が描きだそうとしたものを見つめます。
春の特別展示として、夢二デザインの着物を着た舞妓が華やかな《春宵哀話》、また、こどもへのあたたかな視点を感じる《ねたかねなんだか》を公開いたします。
学芸員によるギャラリートーク
2020年3月15日(日)14:00~14:20
企画展担当学芸員による作品解説です。申込不要。
参加費無料(※要入館料。ゆめびぃ会員は無料です。)
次回展覧会 2020年6月16日(火)~8月30日(日)
企画展「KIMONO BEAUTY of 夢二」
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