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館長メッセージ
夢二郷土美術館
館長 小嶋光信
夢二郷土美術館の開館50周年記念の一環として、また、2019年に迎える夢二生誕135年の準備として、手狭になった展示スペースを広げ、ゆったりと夢二芸術を体感していただけるように現在、美術館の改装をしています。
もちろん、改装にあたってのデザイナーは、夢二と同郷である両備グループデザイン顧問の水戸岡鋭治さんです。
展示スペースを広げるために、敷地内に離れのようにある旧港屋を改装し、本館内にあるカフェとショップを移しました。
今回はリニューアル第一弾として「第6展示室兼アートカフェ&ショップ」のオープンとし、本年中には美術館全体の改装を終え、グランドオープンをする予定です。
第6展示室は、夢二が「暮らしの中に求めた芸術」としての家具やインテリア等を現代風に水戸岡さんにデザインしていただきました。
この展示室では、夢二の版画などの絵画をゆったり鑑賞していただくことを目的に、展示室内にアートカフェを設置することで、夢二がその晩年に「榛名山美術研究所」で成し遂げようとした「暮らしの中にある芸術」を再現してみようと思いました。
夢二が好んで食べたと伝わるガルバルジィと紅茶や、大正ロマン風のお料理を楽しんでいただき、夢二が求めた「暮らしの中に芸術を」という夢二の思いを体感していただきたいと思っています。
後楽園や烏城という岡山カルチャーゾーンの回遊性を高める一角として、このart cafeで夢二作詩の音楽のBGMとともに夢二の作品を眺めながらのひと時は、きっとノスタルジックな大正ロマンに浸っていただけると思います。ぜひ、お立ち寄り下さい。