
大正中期/絹本着色
十七、八歳でしょうか「夏姿」の舞妓は、すすき模様の単衣(ひとえ)から
赤い長襦袢(ながじゅばん)がほのかに透けて見えます。
大正時代には、赤い長襦袢に絽・紗(ろ・しゃ)などの薄ものの単衣を重ねる
のが流行したといい、その微妙なかさねの色合いを描く手法に夢二は特に
優れていました。
また大正中期は舞妓を集中的に描いており、女絵の円熟期であるとも言えます。
十七、八歳でしょうか「夏姿」の舞妓は、すすき模様の単衣(ひとえ)から
赤い長襦袢(ながじゅばん)がほのかに透けて見えます。
大正時代には、赤い長襦袢に絽・紗(ろ・しゃ)などの薄ものの単衣を重ねる
のが流行したといい、その微妙なかさねの色合いを描く手法に夢二は特に
優れていました。
また大正中期は舞妓を集中的に描いており、女絵の円熟期であるとも言えます。