夢二生家「端午の節句」ご報告

.

夢二生家では4月7日(土)~5月6日(日)まで

春の催しとして「端午の節句」を開催いたしました。

.

庭では鯉のぼりが泳ぎ、床の間では地元の方のご協力により

掛け軸、武者人形、兜、そして張り子の虎を飾り、お客様をお迎えしました。

.

今年は春の訪れが遅く、公園の桜のつぼみも固く肌寒い日が続きましたが、

4月7日(土)には地元のオカリナグループ 月見草・はなみずき(代表 福原雅子先生)による

演奏会を開催しました。

総勢20名による澄んだ音色が響き渡り、「春の小川」「せいくらべ」などの動揺を中心に

14曲を披露していただき、最後にはおなじみの「宵待草」を演奏していただきました。

参加いただいたお客様にもお喜びいただけたのではないでしょうか。

.


.

夢二郷土美術館小川晶子統括マネージャーを偲ぶ

夢二郷土美術館 館長
小嶋光信

夢二郷土美術館を切り盛りして、ここまで守ってきた学芸員であり統括マネージャーであった小川晶子さんの訃報が、小川さんの思いを次の時代にバトンタッチするかのようにこども学芸員の任命式開会前に知らされました。
この数年、小川さんは病気がちでしたが、夢二郷土美術館を守っていかねばとの一心で、不死身のごとく健康を取り戻して頑張ってくれていました。昨年末から、次の3月で退職したいという申し出が口答でありましたが、小川さんの生き甲斐は夢二を守ることであり、それが病魔に打ち勝つバネとなっていたので、別に出社せずとも、長期休暇のつもりで安心して休んで療養し、また元気になって皆を指導してくださいと言っていました。この春先に、退職の必要は無いので元気になるまで現役で療養するよう電話した際も、声は明るく元気で、サブマネージャーをしている娘を気遣ってくれて、「今は美術館の運営も落ち着いて、小嶋サブマネージャーで十分やれますよ。館長大丈夫です!」と逆に励ましてくれました。思えばそれが最後の言葉になりました。

私が小川さんと直接仕事をするようになったのは、1999年両備グループの代表となり、2001年美術館の館長になってからです。既に夢二生誕120年が目前に迫っていました。
生誕100年の時には何をすべきか元館長の故・松田基さんから相談され、それまで西大寺のバスセンターにあった夢二郷土美術館の入館者数が、立地上の理由からあまり思わしくなかったので、思い切って西大寺鉄道の思い出の地、後楽園駅跡地である現在の位置に移転するように具申しました。
生誕120年の催事は、夢二が単なる夢二式美人の画家でなく、心の詩を絵に表した詩画人であり、肉筆作品以外にも雑誌や本の装幀などのデザイン分野をはじめ、人形制作まで手がけ、また、日常生活に芸術を取り入れるべく、榛名山美術研究所を設立しようとしたマルチアーティストであることを皆さんに知っていただこうと、「夢二の二つの故郷」をテーマに企画することにしました。

夢二郷土美術館は大作の肉筆作品を中心に収集していますが、群馬県にある竹久夢二伊香保記念館は、デッサンやデザイン・資料関係を中心に収集されていて、2館が協力すれば夢二の全体像が分かると思い、生まれ故郷の岡山と、夢二が晩年にこよなく愛した第二の故郷ともいえる榛名山(伊香保)の二つの故郷をテーマとして開催したいと考えました。小川さんにその企画案でまとめるよう伝えると、企画案の骨子はすぐにできましたが、竹久夢二伊香保記念館の木暮館長に作品出展をご了解いただけるかが問題でした。しかし、小川さんはまるでこの日のあることを読んでいたかのように、木暮館長と親交を結んでいてくれ、高島屋の鈴木社長の取り計らいもあって、朝日新聞主催、高島屋各店を会場として開催との意向をもらい、小川さんと伊香保の木暮館長を訪問してお願いしたところ、ご快諾いただけ、この夢二生誕120周年は大成功でした。

陰になり陽向になっての献身的な小川さんの努力もあり、夢二郷土美術館の今日があると思っています。
心から小川さんのご冥福をお祈りするとともに、その思いをしっかり引き継いで皆でこの夢二郷土美術館を守っていこうと誓って館員で黙祷を捧げました。
また12月9日まで3期(明治・大正・昭和)にわたり開催中の「もっと知りたい竹久夢二」と題した企画展は、小川さんの著作本『もっと知りたい竹久夢二 生涯と作品』(東京美術)をもとに構成されました。この企画展が遺作展になったのも、ひょっとすると小川さんらしい強い遺志があったのかもしれません。本来ならば「小川晶子さんを偲ぶ会」とも思いましたが、ご家族の内輪でとのご意思を尊重して、会場に小川晶子さんを偲ぶコーナーを設けさせていただくことで、偲ぶ会としたいと思います。

ぜひ小川晶子さんの生涯を込めた夢二作品展をご覧いただき、小川さんの在りし日を偲んでいただきたいと思います。

合掌


2012.05.08

第33回文化講座「もっと知りたい竹久夢二Part1」ご報告

 

4月21日(土)、夢二郷土美術館 本館にて、

第33回文化講座「もっと知りたい竹久夢二Part1」を開催致しました。

.

開催中の展覧会「もっと知りたい竹久夢二 part1 夢二の明治」に関連し、

明治末~大正初期、作家として歩み始めたばかりの時代の夢二の活動を、

知人達が語る言葉などを交えながら順を追って、

当館学芸員 子川さつきが、ご紹介致しました。

様々な人や出来事と出会い、交わる中で、夢二独自のものの見方や画風が形作られ、

後の夢二の一生を貫く「生活芸術」や「草画」といった考え方が芽生えます。

そうした夢二の原点が全てこの「明治」にあることをお伝えできたなら幸いです。

.


.

■ ■ ■ ■ ■ 文化講座申込受付中 ■ ■ ■ ■ ■

 .

第34回文化講座「もっと知りたい竹久夢二Part2」

日時:2012年6月30日(土)11:00~12:00

講師:子川さつき(当館学芸員)

定員:30名

参加費:無料(要入館料/大人700円、中高大学生:400円、小人300円)※ゆめびぃ会員は無料です

次回の企画展「もっと知りたい竹久夢二 Part2 夢二の大正」に関連した文化講座です。

どうぞご参加くださいませ。

▼▼お申込み・お問合せ先▼▼

夢二郷土美術館 本館

TEL:086-271-1000

【Eメール】はこちらから

夢二郷土美術館「こども学芸員」誕生!

夢二郷土美術館 館長
小嶋光信

竹久夢二の故郷にある夢二郷土美術館の最大の任務は、夢二芸術を風化させず、いつまでも伝えていくことです。
夢二を生んだ岡山県邑久町の、故郷の自然の豊さ、村芝居やお祭りの楽しさ、裏山で遊んだ懐かしい思い出、優しい母や姉への思慕の心が、夢二芸術の伏線となり、いつまでも夢二の心に深く息づいていました。

そんな子ども時代の思い出と、子どもを大事にする夢二さんの心をいつまでも伝えていくために、昨年「こども夢二新聞」として子ども記者さんたちを募集したところ、多くの応募があり、子どもの目から見た素晴らしい夢二新聞が生まれました。

今年はこの応募者の子どもたちから「こども学芸員」の募集をしたところ、小学生6名、中学生4名の参加希望者があり、任命式を4月22日に挙行しました。

この10名の皆さんは、これから8回にわたり夢二研究の講座でお勉強していただいて、この12月には勉強の成果として「自分たちの逸品」を選んで「松田基コレクション 夢二名品展」を開催する予定です。
また来年の3月にはこども学芸員のいわば卒業発表としてギャラリートークを皆さんにご披露していただきます。

岡山県が生んだ「心の詩を絵で表した」マルチアーティストである夢二さんの芸術が、夢二さんがこよなく愛した故郷の子どもたちに受け継がれていくことを心から願っています。
  

追伸:この任命式の少し前に、夢二郷土美術館を切り盛りして、ここまで守ってきた学芸員であり統括マネージャーであった小川晶子さんの訃報が、小川さんの思いを次の時代にバトンタッチするかのように知らされました。
心からご冥福をお祈りするとともに、その精神をしっかり引き継いで、みんなでこの夢二郷土美術館を守っていこうと誓って館員全員で黙祷を捧げました。



2012.04.22

第32回文化講座「デザインは公共のために」ご報告

4月10日(火)、第32回文化講座「デザインは公共のために」と題して、

株式会社ドーンデザイン研究所代表、そして

両備グループデザイン顧問である岡山出身の水戸岡鋭治氏にお越しいただき、

開催いたしました。

水戸岡先生は、工業デザイナーであり、イラストレーターでもあり、

新幹線の「つばめ」をはじめとして、JR九州の幅広い鉄道デザイン、

和歌山電鐵 貴志駅のたま駅長の駅長室やたま電車など

幅広いデザインを手がけられています。


.

スライドを見ながらの解説は分かりやすく、

 また、水戸岡氏のデザインされたものの数々は、とても見応えのあるものでした。

水戸岡先生のデザインの制作への取り組みを知ることで、

岡山でおなじみの路面電車「MOMO」、

九州新幹線についても、もっと知ることができたように思います。

“公共デザイン”についてでしたが、今後のデザインの見方だけでなく、

これからの日々の暮らしの意識の仕方も変わるような

貴重なお話を聞かせて頂きました。

また、先生のお話をお聞きして、電車に乗って旅に出たくなった方も

多いのではないでしょうか?

1時間たっぷりお話を聞けて、参加された皆様も満足いただけたことと思います。

ご参加ありがとうございました。

.

 - – – – – –  – ––次回文化講座ご約受付中– – – – – – – – – – –

.

第33回文化講座「もっと知りたい竹久夢二Part1」

日時:2012年4月21日(土)11:00~12:00

講師:子川さつき(当館学芸員)

定員■30名(申込受付順)

会場■夢二郷土美術館本館

参加費■無料(要入館料:一般700円、中高大学生:400円、小人300円)※ゆめびぃ会員は無料です

○お申込み・お問い合わせ先:夢二郷土美術館 本館

【お電話】086-271-1000

【Eメール】はこちらから。

第33回文化講座「もっと知りたい竹久夢二Part1」のご案内


夢二郷土美術館・本館では第33回文化講座を予定しております。

定員がございますので、お早めにお申し込みください。

------------------------------

.

【第33回夢二郷土美術館文化講座】

2012年4月21日(土) 11:00~12:00

「もっと知りたい竹久夢二Part1」 

講師:子川さつき(当館学芸員)

.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

.

明治末期、上京し画家としての道を歩み始めた夢二。



家族や友人といった周囲の人との交わりの中で、

 .

後につながる夢二独特の視点と画風が形作られました。

 .

出発の時代であり、意欲に燃えたこの時代に

 .

夢二作品の全てがあります。

 .

その様子を当館学芸員が作品や資料と共にご紹介します。

.

どうぞ、お気軽にご参加ください。




[講座申込み]ご予約受付中
会場:夢二郷土美術館 本館
定員:30名(申込受付順)
参加費:無料(※別途要入館料 一般700円、中高大学生400円、小学生300円)
※ゆめびぃ会員は無料です。

 .

 [お申込・お問合せ先]
夢二郷土美術館 本館
(〒703-8256 岡山市中区浜2-1-32)
Tel:086-271-1000 / Fax:086-271-1730/ E-Mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp

端午の節句フェアを開催いたします。

.

夢二郷土美術館本館ミュージアムショップにて、

4月3日(火)から5月6日(日)まで端午の節句フェアを開催いたします。

.

夢二の描いた作品 「日本男児」 をモチーフにした商品をはじめ・・・

.


.

.

夢二のふるさと邑久町の工芸品、「邑久張り子」の

張り子の虎も販売いたします。

.


.

端午の節句に欠かせない虎の張り子。

こちらは夢二生家の隣にあるお店、「武久守商店」の張り子です。

夢二と同じ、邑久町本庄生まれ。ゆらゆら首を振っている姿は、なんとものんびり。

.

.

子供の心を大切にした夢二。

.


.

ショップ内も少し遊び心のあるレイアウトにいたしました。

.

桜並木のみごろももうすぐ。

ぜひ、お立ち寄りくださいませ。

.

.

端午の節句フェア  2012年 4月3日 (火) ~ 5月6日 (日) まで

夢二郷土美術館 本館ミュージアムショップ

℡: 086-271-1000

季節のフレーバーティー 「さくら」




さくらの咲く季節限定販売のフレーバーティーです。




さくらの葉がブレンドされた和風の紅茶とcafé松香の窓辺から望む川原の桜並木。

つぼみがふくらんで参りました。

春を満喫してみてはいかがでしょうか。

スタッフ一同お待ちしております。



さくらフレーバティー&ガルバルジィ   ¥400

ゆめじ和紙てーぷ新商品&再入荷のお知らせ

.

大人気のゆめじ和紙てーぷ 「こねこ」 が新しくなりました。

テープ幅が以前の18mmから24mmと広くなり、春らしいレモン色にリニューアルです。

.


.

大きくなったことで、ねこの表情がよりわかりやすくなり、とってもかわいいです。

レモン色は、色々なものと合わせやすいので・・・

.


すてきな箱ができました。

お菓子の空き箱がすっかりおめかし。とってもおしゃれな小物入れに。

スタッフの力作です。

こんな箱にプレゼントが入っていたら・・・♪♪

.

また、 「椿 」 も再入荷いたしました。

オンラインショップでも販売を再開しておりますので、よろしくお願い致します。

※「どんたく絵本」 の入荷はもう少し先になります。入荷次第ご案内いたしますので、

もうしばらくお待ち下さい。

.

★新商品★

ゆめじ和紙てーぷ 「こねこ」 

幅24mm 長さ10m  

価格 500円 (税込)

夢二生家春の催し「端午の節句」


.

夢二郷土美術館分館生家では、端午の節句」を催します。

庭前に鯉のぼりを立て、室内に武者人形や五月人形を飾って皆様をお迎えします。

子どもの心を大事にした夢二の温かいまなざしに触れる、

少年少女を描いた作品をご紹介するとともに、

4月7日にはオカリナ演奏会を夢二生家にて行います。

昔ながらの節句の風景の中で、春の訪れをお楽しみいただければ幸いです。

 

☆オカリナ演奏会☆

2012年4月7日(土)

13:30~14:20

演奏者:月見草グループ、はなみずきグループ (各グループ代表 福原雅子氏)

曲目:宵待草、おぼろ月夜、春の小川 他11曲

参加費無料(要入館料) 

入館料:大人500円(65歳以上400円)、中高大学生250円、小学生200円
※夢二生家・少年山荘の両方をご覧いただけます。
※ゆめびぃ会員は無料です。